こんにちは。

久々の投稿になってしまいました。


というのも、タイトルに書いた通りここ11日間ロンドンの自宅を離れ、エストニア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーを回っていました。

もともとはフィンランド、ヘルシンキであるELF(English as a lingua franca)の学会に参加するのが目的だったのですが、せっかくフィンランドまで行くなら他の諸国を少し見てこようと思いまして、思い切って四カ国も回ってしまいました。


学会でのことなど詳しい話は後々書くとして、今日は今回の旅の大体の流れでも書ければなと思います。


まず、最初バルト三国の北端エストニアに行ったわけですが
とても、のどかな小規模な街並みという感じで、のんびりした空気がとてもよかったですね。
首都のタリンでもあまり都心という感じではなくて、軽井沢みたいな感じで(笑)とってもゆったりしていました。
中世の趣を残すold townが有名です。
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さて、次にタリンから学会のあるフィンランド、ヘルシンキまでは船で渡ります。およそ2時間半の旅。
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窓ガラス越しなので見えにくいですが、こんな大型フェリーでいきます。
値段は一人3000円くらいだったと思います。時間帯によって上下します。




さて、やってきたヘルシンキ。
ヘルシンキは昔ながらの建物の趣を残しながらもエストニアとは全然違う雰囲気でした。
歴史的という建造物はそれほどないのですが、街全体が北欧らしさと近代らしさを足して二で割ったような感じでとても過ごしやすい街でした。
あとはエストニアではもちろんエストニア語、フィンランドはフィンランド語なわけですが、両方とも同じ語族系統ですが、まだフィンランド語の単語の方が見てわかるという感じでしたね。エストニアではあまりに単語がわからないうえに英語表記をしていないところも多かったので、ハンバーガーを買うのすら一苦労。juustでチーズという意味なのだと学びました(笑)
一方フィンランド語は単語がゲルマン系の語も多くて、分かりやすかった印象でした。英語表記も多かったですし。スウェーデン語などの影響をやはり受けているのでしょうか。
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ヘルシンキの有名なショッピング街エスプラナーディ(Esplanadi)の前です。
港のすぐ近くなんですよ。
ヘルシンキは概してとても良い街だったのですが、一つ問題があったのは港にいるカモメです。
港の近くは食べ物を売っているマーケットがたくさんあるのですが、それに味をしめて客の食べている料理を横取りしようとするカモメがたくさんいるのです。
おそらく彼らは人間慣れしてしまって、人間に近づくことに何の抵抗感もないらしく(笑)
私もソフトクリームを買って食べようとしたのですが、店の軒から外に出た瞬間にまるで出待ちされていたかのように大量のカモメに襲われました。二度ほどアイスにカモメが衝突しましたが、とりあえず食べられました。皆さんもヘルシンキに行く際はカモメにご注意ください。



ここで四日間の学会があり、本当にたくさんの発見と新たな親交も持つことができてとても良い体験となりました。
学会についてはのちほどゆっくり記事にしたいと思います。



学会の最終日の午後にお隣スウェーデンに向けて出発しました。
スウェーデン、ストックホルムまでは飛行機で1時間弱のあっという間の旅でした。

ストックホルムはヘルシンキに比べて昔の街という印象が強く、少し寂しさすら感じる風景でした。
基本的には水に囲まれた都市なので水辺の風景がとても綺麗でしたね。
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英語ブログなので、言語のことばかりコメントしてしまいますが、スウェーデン語は本当にドイツ語に近い印象。昔勉強したドイツ語がはじめて役に立ってるなと感じた瞬間でもありました(笑)完全には理解できなくてもいくつか知っている単語があるだけで面白くなる、言語学習の根本的な面白さに気付かされました。
ストックホルムには全部で一日半ほど滞在して最後ノルウェー、オスロに出発しました。



オスロはとにかく空港に着いた瞬間から現代的な印象が強くて、それこそ空港の作りなんか羽田などの日本の国際空港にそっくりでした。

オスロ中央駅(日本でいう東京駅的な)も、日本の駅そっくりな作り。
北欧にいるのに何だか日本に帰ったような気分になりました。

オスロは所謂伝統的な家屋みたいなのは街中にはあまりなくて、近代の街という感じ。
ノルウェーの森というくらいで、ノルウェーは建造物より自然の方が印象深い感じでした。緑の深い森、自然公園など、爽やかな光景が広がっています。
オスロの港からは所謂フィヨルドの海岸線を見ることができて、いくつもの山々が重なり合っているように見えます。
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せっかくなのでノルウェー語の話も少ししておきましょうか。ノルウェー語もスウェーデン語と近くて、ドイツ語を知っていると結構わかりやすい印象でした。
オスロではよく電車に乗ったのですが、「次の駅は」という表現が
Neste stasjon
と書いてありました。
英語にすると
Next station
とても似てますよね。

ということで、オスロは二日半ほど観光して夜にロンドンに到着しました。


が、問題はここから。

帰りはヒースローというロンドンの一番大きな空港に着いたのですが
この空港、入国審査がすごい並ぶのです。


こんなことすっかり忘れていた私はさっさとゲート通り抜けて疲れたから帰ろうなんて呑気なこと考えていたのですが、入国審査場に着いてみたら、あらあら長蛇の列。。。

長旅で疲弊した私の体に最後の一撃を食らわせてきました。


よくよくこの入国審査を観察していたのですが、すごい並んでいる割に審査官が二人とかしかいなくて、全然進まない。。。
窓口が少ないわけではなくて単純に職員がいない。

そのうえ、中には時間がかかる人もいて。。。。


結局1時間半は待ちました。
オスロからの飛行時間とほとんど変わらないという汗

完全に運営ミスだろと思いました。
周りにもあまりの待ち時間に、愚痴をこぼす人も。

もともとの飛行機の出発が遅れたのもあって、最終的に空港からの終電を逃す結果に。。。


仕方ないのでuberで帰宅。

実は私uberって使ったことなかったのですが、三人で乗車して1時間近く走ってもらった割には結構安く上がりました。


というわけで最後の最後にやってくれましたが、なんとか無事帰ってこられました。


帰ってきてみたらロンドンは30度越えの真夏日。
信じられない暑さですね。

今書いているのは夜ですが室内28度もあります。
(なのに冷房はついてないんです泣)


ということで今日のご報告はこれくらいで

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。